オランダ旅行


先週はなぞのバカンスがあったのでオランダに行ってきました。

(よく分からないけれど、小学校とかはお休みになって家族旅行する人が多いみたい。で、4学期制の大学とかは試験をやっているらしい。。)
(ラヴィレットは普通に授業があったけれど、プロジェは休講になったので、5日間フリーでした。)



ロッテルダム

印象でいうと、ロッテルダムには現代的な建物、というか高い建物が多かった。
で、基本的には直方体を組み合わせたような建物ばかり。
レゴで簡単に作れそうな感じ。
でも、単調ではなく、なんだかすごくしっくりしていた。
なにが日本にあるビルとかマンションとは違うのかすごく考えたけど、あまり分からなかった。
思いつくことは沢山あるのだけれど、どれも決定的という感じがしない。
(たとえば 窓が大きい、階高が高い、敷地が大きい、とかとか)


ロッテルダムには、いずれまた行くと思うのでこれは宿題。
自分が心惹かれたものや風景がなぜ好きかということをきちんと考えるようにすること
これはヨーロッパに滞在している時のテーマにしようと思う。
(逆になぜこれが嫌いかということにも向き合うべき)


それから、MVRDV風の建物がいっぱいある中、やっぱりMVRDVは抜きんでている気がする。
(実際に見た感想というよりは、雑誌のイメージと街を比較しての感想)
それが何でかも知りたい。




クンストハル Kunsthal
言わずとしれたレムコールハウス。
同時に4つの展覧会を行うことが想定されている美術館。
その日も4つ展覧会をやっていたけれど、それぞれが独立した体験なのにも関わらず、終わってみると1個の体験に集約するという感じの建築だった。
(なんだか設計課題のコンセプトみたいになってしまったけれど、実際にそうなんだから仕方がない。)
1つの展示から次の展示に行くまでに必ずレベル差があって、そこを上っている内に気持ちが切り替わるんだと思う。
そして最後におりてくる時にまとめを行うことができるのだと思う。
4つの展示が、かなりばらばらのテーマだったことも、そのイメージを増幅してた思うけれど。
(でも、予定表を見ると、あきらかにそれを意識したキュレーションを行っていることが分かる。)
最初の写真はホールのカーテンです。すごく単純だけど共感できるかたち。




エラスムス橋。
船がくると、上にあがります。
近くにピアノのKPNタワー、メカノーのレストランがあります。




たまたま、休憩ではいった映画館のカフェ。
上がホールになっていて、その床がそのまま天井になっている。
本当に天井が高くて居心地がよかった。
そして、この手前の何もない広い空間!
篠原一男が機能がない空間をデザインしたと言っていたけれど、(そして池辺陽は機能がないという機能があるんでしょと言ったというけれど、難波先生からの受け売り)
機能がないという機能をすごく実感した。