ホテルルワンダと世界の警察アメリカ。


テルルワンダを観た。

観た感想は色々あるのだけど、映画の最初で混線したラジオから、「クリントン大統領はサラエボの現状に懸念を表明」と聞こえてくるのにびっくりした。最近、『戦争広告代理店』を読んだばかりだったから。

映画では、国連軍や西側諸国の軍隊が介入してくることを待ち望むシーンがある。でも結局介入は行われない。だからこの文は「同じように内戦状態のボスニアヘルツェゴビナにはクリントン大統領の指示でNATO軍が介入するのにね」という事を言いたいのかもしれない。でも実はボスニアヘルツェゴビナの内戦は「ボスニア、どこそれ?」という状態からアメリカ国民の支持を集めるためにめちゃくちゃPR活動をしている。(『戦争広告代理店』の受け売り。)

国益を無視しても、内戦が起きたから助けてあげようなんて国があると思わないほうがいい。(もともとルワンダの内戦ってベルギーが上下関係作ったからなんだから、何とかすべきという意見もあるかもしれないけど。)もし助けてくれたら何か裏があると思った方がいい。

日本も若干、内戦起きそうなのが怖い。生活が安定していれば起きないだろうけど。その時にはポールさんのように振る舞えるといいなと思うけど、どうだろう。